2012/11/01

郢書燕説 (583)

読み: えいしょえんせつ
こじつけて、もっともらしい解説をすること。郢の君が、燕の国の宰相に送る手紙を口述して書記に書かせていた時、夜で灯火が暗かったので、「燭を挙げよ」と言った。すると書記は「挙燭」の語を手紙の中に書いてしまった。その手紙を受け取った燕の宰相は、それが書き誤りとは知らず、「燭は明かりであるから、明をあげよという意味で、真意は賢明な人を登用せよと言うことである」と燕王に申し上げ、その結果、国がよく治まったという故事による。

0 件のコメント:

コメントを投稿