読み: にんげんばんじさいおうがうま
人生の禍福・幸不幸は変転して定まりのないものである、というたとえ。昔、国境の塞近くに住んでいた翁の馬が胡の国に逃げてしまった。その後、数ヶ月たって、その馬が胡国の名馬を連れて帰って来た。ところが、翁の子が喜んで乗っていると、馬から落ちて足に負傷した。一年後に胡人が攻め込んで着た時、国中の若者は皆戦いに出て戦死したが、翁の子は足を引きずっていたために、兵役を免れて無事であった、という故事による。【参考】 「塞翁が馬」ともいう。曲亭馬琴の『南総里見八犬伝』に「いにしえの人いわずや、禍福は糾う縄の如し、人間万事往くとして塞翁が馬ならぬはなし」とある。」【類句】 禍福は糾える縄の如し
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