2012/10/31

飛鳥尽きて良弓蔵れ狡兎死して走狗烹らる (3411)

読み: ひちょうつきてりょうきゅうかくれこうとししてそうくにらる
空を飛びかける鳥がいなくなれば、用がないからよい弓もしまわれてしまう。また悪がしこい兎がいなくなると、今までその猟に用いられていた犬も用がないので煮ころされるということ。つまり事ある時にのみ用いられ、事がなくなると忘れられること。敵国が滅びた後は、これまで味方のためにつくした功臣も不要視されてころされる。役に立つ人も、その用がなくなればかえって罰せられることのたとえ。「飛鳥」はとぶとり。「狡兎」はこすいうさぎ。「走狗」は猟犬のこと。

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