2012/11/02

宇公の門閭を高大にす (464)

読み: うこうのもんりょをこうだいにす
陰徳のある者は子孫が栄えるということ。漢の宇公は獄吏(ごくり)、法曹となり、裁判が公正であったので、罰せられた者はうらまず不平を言わなかった。ある時、彼の家の門が壊れたので、人々がこれを新しく建てようとしたが、宇公は「門を高大にして四頭立ての馬車が入れるようにしてくれ。自分はそれほどの身分にはならなくても、公平無私にした裁判の陰徳で、子孫には必ず出世するものが出るだろう」と言った。その通りに子の定国は宰相となり、その子の永は御史大夫になったという故事による。

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