2012/11/01

函谷関の鶏鳴 (1081)

読み: かんこくかんのけいめい
奇策を用いて危機を脱出すること。斉の孟嘗君は秦の昭王に招かれて行って計略のために幽閉されたが、狗盗(こそ泥)の働きによって助けられて脱出し、国境の函谷関まできた。まだ夜は明けないし、ぐずぐずすると追手に捕えられる。この関所の門は一番鶏が鳴くと開けられるので、鶏の鳴き声のまねの得意なものがいて、鳴き声をまねたところ、近くの鶏がみんな鳴きだしたので、門は開かれて一行は脱出することができたという故事。函谷関は戦国時代に秦が設けた関所で、今の河南省霊宝県の西南にあり、高原で地形が険しいので知られている。【参考】 鶏鳴狗盗

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