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2012/11/02

有為転変は世の習い (439)

読み: ういてんぺんはよのならい
激しく移り変わるのがこの世の常である。世の中の物事がすっかり昔と変わってしまったことや、現世のはかなさを嘆くのにいうことが多い。

憂いは互いの世に (440)

読み: ういはたがいのよに
憂いつらいはお互いにみんなこの世にもっている。貧しい者も富める者もみんなそれぞれもっている。自分ひとりだけだと思ってはならないということ。

憂いも辛いも喰うの上 (441)

読み: ういもつらいもくうのうえ
苦しい、辛いという不平も、食った上でのことである。衣食住の苦しみに比べれば、食った上での心配や苦労は物のかずではない。

植木屋の庭できが多い (442)

読み: うえきやのにわできがおおい
気が多いのを木が多いのにかけたしゃれ。

飢えたる犬は棒を恐れず (443)

読み: うえたるいぬはぼうをおそれず
飢えている犬は人に叩かれることも恐れないで食物に近づくように、人間も食うためには法をおかすようなこともある。よい政治が必要である、ということ。

上直なれば下安し (444)

読み: うえちょくなればしたやすし
上に立って政治を行なう者が正しければ、下、人民は安らかである。

飢えては食を選ばず (445)

読み: うえてはしょくをえらばず
飢えた時はどんな粗末な食べ物でも、より好みせずに食べる、という意味。【類句】 飢えたる者は食を為し易し / 空き腹にまずい物なし / ひもじい時にまずいものなし

飢に臨みて苗を植う (446)

読み: うえにのぞみてなえをうう
手遅れ、間に合わないこと。ひもじくなってから稲を植えるように、必要に直面してから準備するのでは間に合わない。

上見ぬ鷲 (447)

読み: うえみぬわし
ワシは他の鳥を恐れず、上空に気を配って用心しないことから、他をはばからず、したい放題のことをすることをいう。

上を下へかえす (448)

読み: うえをしたへかえす
上に置くべきものを下へ、下に置くべきものを上におく、混雑するさまをいう。転じてむやみやたらに。

魚心あれば水心 (449)

読み: うおごころあればみずごころ
そちらに魚になる心があれば、こちらもあなたが住みたいような水になる心を持ってもよい。何事も先方の出方次第で、相手が好意を示してくれれば、こちらも好意を示そう、という意味。「魚心あれば水心あり」ともいう。【参考】 本来は、「魚、心あれば、水、心あり」である。

魚のかかるは甘餌による (450)

読み: うおのかかるはかんじによる
用心深い動物もうまい餌にだまされて捕らえられる。人間も利欲に目がくらんで失敗するなの戒め。

魚の木に登る如し (451)

読み: うおのきにのぼるごとし
魚が木に登るように、とうてい不可能な無謀な試みをたとえていう。

魚の釜中に遊ぶが若し (452)

読み: うおのふちゅうにあそぶがごとし
やがて煮られてしまう魚が釜の中で遊ぶということから、死の危険が目前に迫っていることをいう。

魚の目に水見えず人の目に空見えず (453)

読み: うおのめにみずみえずひとのめにそらみえず
水の中で生活している魚は、水というものの存在に気がつかない。それと同じように、人間は空気中で空気を吸って生きているが、空気の存在に注意しない。このようになくてはならぬものでありながら、あまり近い存在なために目に入らないこと。我が身に関することはかえって気がつかないこと。

魚は江湖に相忘る (454)

読み: うおはこうこにあいわする
魚は川や湖水の中で満足していることから、その境遇にわずらうことなく、悠々自適することのたとえ。

魚を争う者は濡る (455)

読み: うおをあらそうものはぬる
利を得ようとする者は、苦痛をさけることはできない。

魚を得て筌を忘る (456)

読み: うおをえてせんをわする
「筌」は魚を取る竹製のかごのことで、魚を取ってしまえば、筌のことなどはけろりと忘れてしまう。目的を達してしまえば、それまで手段にしていたものが不要となり、全く顧みられなくなるたとえ。

うかうか三十きょろきょろ四十 (457)

読み: うかうかさんじゅうきょろきょろしじゅう
うかうかしているうちに三十歳も過ぎ、四十になってきょろきょろあたりを見まわすと、時すでに遅いという意味。

浮き沈み七度 (458)

読み: うきしずみななたび
一生のうちには浮き沈みは何回もあるもので、人生は不安定なものであること。