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2012/10/31

肺肝を摧く (3189)

読み: はいかんをくだく
「肺肝」は肺臓と肝臓であるが、心の意味に用いて、心のありたけを尽くして考える。心を砕く、という意味。元々は、ひどく失望して心が打ち砕かれる、という意味。

敗軍の将は兵を語らず (3190)

読み: はいぐんのしょうはへいをかたらず
戦争に負けた将軍は、兵法についてかれこれ言い訳をする資格がない、ということから、失敗をしたものは、その事について意見を述べる資格がない、という意味。

背水の陣 (3192)

読み: はいすいのじん
決死の覚悟で事に当たること。失敗すれば滅びる覚悟ですること。【例】 「甲子園行きが決まる今日の試合は、三年生にとってまさに背水の陣だ」【類句】 河を渡り舟を焼く

吐いた唾は飲まぬ (3193)

読み: はいたつばはのまぬ
一度口にした言葉は、取り返しがきかない、という意味。

杯中の蛇影 (3194)

読み: はいちゅうのだえい
壁にかけてある角に彩色をして蛇の模様にしたものが、杯の中にうつったのを見て本物の蛇だと思い、神経を病んで病気となったが、説明を聞いて納得し治った、という故事から、気に病むことのたとえ。【類句】 疑心暗鬼を生ず

杯盤狼藉 (3195)

読み: はいばんろうぜき
酒宴の席に、杯や盤(さら)などが、散乱しているようす。「狼藉」は狼が草を籍(し)いて寝たあとの乱雑さから、物事がとり散らかしてあるようすをいう。

灰吹きから蛇が出る (3196)

読み: はいふきからじゃがでる
意外な所から意外なものが出るたとえ。また小事から大事が生ずるたとえ。道理上あり得ないことのたとえ。「灰吹き」はたばこのすいがらを入れる筒のこと。

灰を飲み胃を洗う (3198)

読み: はいをのみいをあらう
心を改めて善人となる。灰を飲んで胃の中の汚れを洗い清める、という意味。

這えば立て立てば歩めの親心 (3200)

読み: はえばたてたてばあゆめのおやごころ
子供の成長を願う親の心を言ったもの。

破瓜 (3201)

読み: はか
女子の十六歳をいう。瓜の字を二つに割ると八の字が二つできることから。また、女性の処女膜の破れることをいう。【参考】 「破瓜期」は女の思春期のこと。

墓に蒲団は着せられず (3209)

読み: はかにふとんはきせられず
親が死んでしまってから、墓石に蒲団を掛けてもむだである。生きているうちに親孝行をしなければいけない。死んでからいくら後悔しても追いつかない、という意味。【参考】 「孝行のしたい時分に親はなし、墓に蒲団は着せられもせず」という。

測り難きは人心 (3217)

読み: はかりがたきはひとごころ
人の心ほどわからないものはない。人の心はあてにならない、という意味。

謀は蜜なるを貴ぶ (3218)

読み: はかりごとはみつなるをたっとぶ
計略は秘密にすることが大切である。他に漏れればその備えをされ、成功がおぼつかなくなるからである。

掃き溜めに鶴 (3219)

読み: はきだめにつる
掃き溜めに舞い降りた鶴。むさくるしい場所に不似合いに、きわだって優れたものが現れた、という意味。【参考】 「掃き溜めの鶴」「ごみために鶴」「掃き溜めに鶴が降りる」「鶏群の一鶴」ともいう。

破鏡 (3221)

読み: はきょう
夫婦の離別。離婚。陳(ちん)の徐徳言(じょとくげん)の夫婦が戦乱のために別れる時、後日の印に鏡を破って、一片ずつを持ったという故事による。【参考】 「破鏡の憂き目にあう。」と使う。

白眼 (3222)

読み: はくがん
人をにらみつける目つき。人を冷遇する目つき。晋の阮籍は、自分の気に合った人には青眼(黒眼)で迎え、気に入らない人には白眼で迎えたという故事。【参考】 「白眼視する。[冷たい目つきで人を見ること、冷遇すること。]」と使う。

白玉楼 (3224)

読み: はくぎょくろう
文人が死んでから行くという楼。「楼」は高い建物。【参考】 「若くして白玉楼中の人となる。[文芸に携わっていた人が、年若くして死んだ。]」と使う。

柏舟の操 (3225)

読み: はくしゅうのみさお
寡婦の貞操をいう。再婚しないで亡夫への操を立てること。衛の太子共柏の死後、その寡婦が父母の勧める再嫁を断って、柏舟の詩を作った故事による。

白寿 (3226)

読み: はくじゅ
九十九歳の俗称。「百」の字の「一」を除くと「白」になるからのしゃれ。

白刃踏む可し (3229)

読み: はくじんふむべし
刀のむきみを踏むことをも辞さない。勇気のあること。