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2012/11/01

芸が身を助くるほどの不仕合わせ (1393)

読み: げいがみをたすくるほどのふしあわせ
道楽をして落ちぶれてしまい、道楽していたころ習い覚えた芸を売り物にして生活している不孝な境遇をいう。「芸は身を助く」の皮肉の面をうたった句。

芸術は長く人生は短し (1402)

読み: げいじゅつはながくじんせいはみじかし
芸術を完成するには長い年月がかかるが、それに耐えるのには人間の命はあまりにも短い。芸術は永久に残るが人間の命ははかないものだ。【参考】 ヒポクラテスの言葉。

芸は道によって賢し (1412)

読み: げいはみちによってかしこし
技芸はその道を専門に修めることによって詳しくなる。技芸はそれぞれ専門の道にあるものがそのことに最も精通している。

芸は身につく (1413)

読み: げいはみにつく
財産や地位は身から離れることがあるが、身についた芸は身から離れることはないということ。

芸は身の仇 (1414)

読み: げいはみのあだ
習いおぼえた芸があるためにかえって身を誤ることがある。芸事に熱中して仕事も忘れ、落ちぶれることがある。

芸は身を助ける (1415)

読み: げいはみをたすける
趣味で身につけた芸が、暮らしに困ったときには生活を支える手段となる、という意味。【参考】 「芸が身を助ける」「芸が身を助けるほどの不幸せ」ともいう。【例】 「彼女は仕事を辞めた後、芸は身を助けるで、趣味でやっていた陶芸で生計を立てることが出来た」

逆旅 (1420)

読み: げきりょ
宿屋。旅館。「逆」は迎えるの意味。旅人を迎える所。

逆鱗に触れる (1421)

読み: げきりんにふれる
天子のお怒りにあう。広く目上の人の怒りにあうこと。竜は元来おとなしいが、その喉の下に逆さについた鱗があり、これに触れると人を殺すといわれる。もと、竜は天子の象徴で、天子にも臣下が触れてはならない逆鱗がある、ということであったが、今は親や上役に怒られることにいう。【例】 「食事の好き嫌いを言って、親の逆鱗に触れる」

下戸と化物はない (1422)

読み: げことばけものはない
この世の中に化物のないのと同じように、酒のまったく飲めないという人はない。また、けいこ次第で飲めるようになる。

下戸の建てた蔵もない (1423)

読み: げこのたてたくらもない
酒を飲まないからといって、その分を貯蓄して蔵を建てたという話は聞かない。酒を飲まなくても、一生を通じてはっきりした利益があるものではない、という意。

下戸は上戸の被官 (1424)

読み: げこはじょうこのひかん
酒宴の席では、下戸は上戸の家来(被官)のようなもので、頭があがらないこと。

下種と鷹とに餌を飼え (1426)

読み: げすとたかとにえさをかえ
卑しい者や性質の荒い者には、心付けや食物を与えて手なずけて使うのがよい。

下種ない上﨟はならず (1427)

読み: げすないじょうろうはならず
身分の卑しい者があってこそ、身分の高い人もやっていけるのである。上下相持ち、世の中は共持ちである。

下種の後思案 (1428)

読み: げすのあとじあん
考えの浅い者は、事に当たってその時は、よい考えが浮かぶ余裕がなく、事が終わったあとになって考え付く。【参考】 「下種の後知恵」「下種の知恵はあとから」ともいう。【参考】 It is easy to be wise after the event.【例】 「今ごろになって名案が浮かんだなどと言っても下種の後思案で、何の役にも立たない」

下種の一寸のろまの三寸馬鹿の明けっ放し (1429)

読み: げすのいっすんのろまのさんずんばかのあけっぱなし
戸や障子をしめる時、下種は一寸ほど残し、のろまは三寸ほど残し、愚か者は明けっ放しにしたままにする。それによって人の注意力や品格の劣っていることがわかる、という意味。【参考】 「一寸」は約三センチ。「馬鹿の三寸間抜けの一寸」ともいう。

下衆のかんぐり (1430)

読み: げすのかんぐり
品性の卑しい者は何かにつけて気を回しすぎ、邪推をしたがるものだということ。【参考】 「下衆」は「下種」とも書く。【例】 「彼女が何か悪いことをしているというのは下衆のかんぐりだ」

下種の逆恨み (1431)

読み: げすのさかうらみ
卑しい人間は、人が好意で忠告してくれたことでも、かえってその人を恨む。【類句】 心無しの人怨み

下種の謗り食い (1432)

読み: げすのそしりぐい
卑しい者は、まずいまずいと言いながらたくさん食べる。

下種は槌で使え (1433)

読み: げすはつちでつかえ
卑しい者は、道理を説いて仕事をさせようとしてもなかなか理解しないので、叱りつけて使わなければならない、という意味。

下駄と焼き味噌 (1434)

読み: げたとやきみそ
外形が少し似ていても、実質が非常に違うもののたとえ。板につけて焼いた味噌の形が下駄に似ているからいう。