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2012/10/31

戸明けの戸たて (2760)

読み: とあけのとたて
一番始めに来て、帰るときもまた一番しまいになる人のこと。つまり、始めから終わりまでいる人のことをいう。

問い声よければいらえ声よい (2761)

読み: といこえよければいらえごえよい
自分の方の出方で、相手の方の態度も変わるということ。

戸板に豆 (2762)

読み: といたにまめ
弁舌が巧みなことのたとえ。【類句】 立て板に水

問屋の只今 (2763)

読み: といやのただいま
商人の口ぐせをいい、返事はよいが実行が伴わないことのたとえ。

当意即妙 (2764)

読み: とういそくみょう
その場によくかなった気の利かし方。即座の早知恵。

頭角を見す (2765)

読み: とうかくをあらわす
才能や技能が目立って人よりもすぐれていること。「頭角」は頭の先、多くの中で、頭がひときわ高く抜き出ている、という意味。

灯火親しむべし (2766)

読み: とうかしたしむべし
読書に適したよい時節。秋の夜は、さわやかで灯火の下で読書がよくできる。【参考】 「灯下」と書くのは誤り。

東家に食し西家に宿す (2767)

読み: とうかにしょくしせいかにやどす
二つのよいことを一時に求めようとするたとえ。昔ある女に、東家の男は富んでいるがみにくく、西家の男は貧しいが美しい、どちらに嫁するかとたずねたところ、東の家で食事をし西の家に泊まりたいといったという。

東家の丘 (2768)

読み: とうかのきゅう
孔子の隣に住む者が、孔子の聖人であることを知らず、東隣の丘として知っていただけだという故事による。その人の真価を知らない近所の者が軽べつすること。

桃源 (2772)

読み: とうげん
俗世間を離れた別天地。理想郷。晋の太元年中、武陵(ぶりょう)の人が川をさかのぼって水源の桃林に迷い込むと、秦の乱を避けた人々が、世の変遷を知らず、平和に静かに暮らしていたということから。【参考】 「武陵桃源」ともいう。

陶朱猗頓 (2774)

読み: とうしゅいとん
大金持ち。富豪。陶朱公と猗頓とは、昔の有名な財産家であった。

燈心で須弥山を引き寄せる (2779)

読み: とうしんでしゅみせんをひきよせる
できもしないこと。力の及ばないこと。また、だいそれたことにもいう。

燈心で竹の根を掘る (2780)

読み: とうしんでたけのねをほる
柔らかくてもろい燈心で堅い竹の根を掘るように、一生懸命につとめても、事がなしとげられないことのたとえ。

冬至冬中冬はじめ (2781)

読み: とうじふゆなかふゆはじめ
冬至は暦の上では冬の最中であるが、実際は、冬の寒さはこれからである、という意味。

唐人の寝言 (2782)

読み: とうじんのねごと
ただでさえわからない中国語が、寝言ではなおわからないということから、何を言っているのか訳のわからない言葉。筋の通らないことをくどくど言うこと。

灯台下暗し (2783)

読み: とうだいもとくらし
「灯台」は航路標識ではなく、油ざらに灯心を入れて火をともす昔の燭台で、燭台のすぐ下は暗いことから、手近なことはかえってわからず、気が付かないでいる、という意味。【参考】 The darkest place is under the candlestick. 【例】 「こんな近くにこんな良いところがあったなんて、灯台下暗しだ」

十で神童十五で才子二十過ぎれば並の人 (2785)

読み: とうでしんどうじゅうごでさいしはたちすぎればただのひと
十歳の時神童と言われた人が、十五歳になると才子程度となり、二十歳を過ぎると平凡な人になってしまう。小さい時は教え込めば何でも覚えるが、それは真の才能ではなく、ただ人より先に覚えたというだけのことで、ほかの人もだんだん追い付いてくるから、結局は普通の人と同じになってしまう、という意味。

尊い寺は門から (2786)

読み: とうといてらはもんから
尊い寺は門を入っただけでわかる。徳の高い人はその顔にまで賢さが表われている。【類句】 はやる稲荷は鳥居から知れる

東道の主 (2787)

読み: とうどうのしゅ
道案内者。主人となって来客を案内し世話する人。春秋時代に鄭(てい)の国が、秦(しん)と晋(しん)との両国に包囲されて滅びそうになった時、鄭の燭之武(しょくしぶ)が秦伯(しんぱく)に会い、鄭をこのまま残しておき、殿様が東にお出かけの時、道案内役になされたらいかがですか、といった故事に基づく。

問うに落ちず語るに落ちる (2788)

読み: とうにおちずかたるにおちる
問われてもなかなか本当のことを言わなかった人が、おしゃべりをしているうちについ本当のことを言ってしまうこと。【参考】 「語るに落ちる」と略することもある。【例】 「あれほど言わなかった彼女のことを言うとは、語るに落ちたね」