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2012/11/01

御意見五両堪忍十両 (1488)

読み: ごいけんごりょうかんにんじゅうりょう
人からの忠告は五両の値打ちがあり、忍耐は十両の値打ちがあるということで、世の中を渡るうえに、忠告や忍耐が大切なことのたとえ。

剛毅木訥は仁に近し (1536)

読み: ごうきぼくとつはじんにちかし
意志が強く、飾り気がなくて口べたな人は、仁者に近い美徳を持った人である。【参考】 これに対しては「巧言令色鮮し仁」がある。

郷に入っては郷に従え (1537)

読み: ごうにいってはごうにしたがえ
田舎にはいったら、その田舎のやり方に従う。人は、住んでいる土地の風習に従うのがよろしい。新しい環境に移ったら、それに逆らわないのが世渡りのコツである、という意味。【参考】 Do in Rome as the Romans do.

剛戻自ら用う (1538)

読み: ごうれいみずからもちう
強情で自分の思うとおりにして、人の説を用いない。「剛戻」は、強情でねじけたこと。

呉越同舟 (1542)

読み: ごえつどうしゅう
仲の悪い者同士が、同じ場所にいたり行動を共にしたりすること。【参考】 「同舟相救う」ともいう。

呉下の阿蒙 (1545)

読み: ごかのあもう
進歩のない昔のままの人物。三国時代の魯粛が久しぶりにあった呂蒙に対して、君は今では学問も上達していて、昔、呉にいたときの蒙君ではない、といった故事による。「呉下」は呉の地方、「阿」は親しんで呼ぶときに添える語、日本語の「お」にあたる。

呉牛月に喘ぐ (1549)

読み: ごぎゅうつきにあえぐ
過度に恐れること。極端な恐怖症。「呉牛」は水牛のこと。南方は暑さがひどいので、そこにいる水牛は暑さを非常に恐れ、月を見ても太陽かと思ってあえぐという。

極印を押される (1554)

読み: ごくいんをおされる
「極印」は昔、品質を保証し、また偽造を防ぐために金貨や銀貨に押した印のことで、好ましくない物事に関して、間違いなくそうであると決めつけられる。【参考】 「極印を打たれる」ともいう。【例】 「仲間を助けなかったことに薄情者の極印を押される」【類句】 烙印を押される

極楽願わんより地獄作るな (1555)

読み: ごくらくねがわんよりじごくつくるな
幸福になることを願うよりも、むしろ不孝になる原因を作らないように注意せよ。

極楽の入口で念仏を売る (1556)

読み: ごくらくのいりぐちでねんぶつをうる
本家本元のおひざもとに店を出すように、知り尽くしている人に不必要なことを教えること。

五車の書 (1590)

読み: ごしゃのしょ
蔵書が非常に多いたとえ。五台の車に積んだ書物、という意味。

後生は徳の余り (1591)

読み: ごしょうはとくのあまり
生活がゆたかでなければ、いつも生活に追われて、後生を願うゆとりがない。

五十にして四十九年の非を知る (1592)

読み: ごじゅうにしてしじゅうくねんのひをしる
五十歳になって、過ぎた四十九年の生活がまちがいだったことが分かる。人生は所詮、失敗の連続で後悔すべきことが多い。

五十歩百歩 (1593)

読み: ごじゅっぽひゃっぽ
戦場で退却する時、五十歩退却した者が百歩退却したものを臆病だと笑ったが、こわくて逃げたということでは両者とも変わりがない、ということから、似たり寄ったりである。少しの違いだけで大差のない、という意味。

五斗米の為に腰を折る (1614)

読み: ごとべいのためにこしをおる
わずかばかりの食禄(しょくろく)のために卑屈な態度をとること。晋の陶淵明(とうえんめい)(名は潜)が、県知事となっていた時、若い後輩が上役として視察に来ることになり、礼服を着て出迎えよ、といわれたので、淵明は日俸の五斗米(今の五升=約九リットル)のために腰を折って若僧にぺこぺこするのはいやだと言って、即日に辞職して郷里に帰った故事。

碁に凝ると親の死に目に会えない (1617)

読み: ごにこるとおやのしにめにあえない
囲碁は夢中になりやすいために、親の死に目にさえ会えないことがある。遊びごとにふけると、とかくやめられないことをいう。

碁に負けたら将棋で勝て (1618)

読み: ごにまけたらしょうぎでかて
あることに負けたら、他のことで償え。ファイトを燃やして、ともかく負けっぱなしになっているな、という意味。

五風十雨 (1631)

読み: ごふうじゅうう
気候が順調なこと。農業に都合のよい季候。五日目ごとに一たび風が吹き、十日目ごとに一たび雨が降ること。

ごまめの歯軋り (1637)

読み: ごまめのはぎしり
無力なごまめがくやしがって歯軋りをする。力の及ばない者が、やたらにいらだたしげに憤慨する意。【参考】 「ごまめ」は、ごく小さい鰯(いわし)を素干しにしたもの。【類句】 蟷螂の斧

五里霧中 (1645)

読み: ごりむちゅう
迷って方針や見込みが立たないこと。後漢の張楷(ちょうかい)は秘術で五里四方にわたる霧を起こし、人は深い霧の中に居て方角が分からなくなった。【参考】 「五里夢中」と書くのは誤り。